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後期研修医名倉光一医師の論文がTVSTに掲載されました
後期研修医名倉光一先生の論文が米眼科雑誌Translational Vision Science and Technology(TVST)に掲載されました。以下名倉医師のコメントです。
本論文では、眼底写真から特発性黄斑前膜の視機能(視力、歪み)が予想できるかを評価しました。その結果、視神経から走行するアーケード血管の角度(YCAと名付けましたが、これは横浜市大のYCUにあやかりました)と視力、歪みに相関関係がみられ、血管角度が小さいほど視機能が低下することがわかりました。今後、硝子体手術前後のアーケード血管角度と視機能との関係を検討予定です。
このような研究の貴重な機会をくださった門之園一明教授をはじめ、柳靖雄先生、井上達也先生や多くの先生方に感謝しております。
本研究をきっかけに今後も地道に臨床研究を行なっていきたいと思います。
名倉光一
“Association Between Retinal Artery Angle and Visual Function in Eyes With Idiopathic Epiretinal Membrane. “
Koichi Nagura; Tatsuya Inoue; Han Peng Zhou; Ryo Obata; Ryo Asaoka; Rei Arasaki; Akinori Sato; Kentaro Nakamura; Masaru Takeuchi; Shin Tanaka; Yasuo Yanagi; Maiko Maruyama-Inoue; Kazuaki Kadonosono.
Translational Vision Science & Technology August 2021, Vol.10, 35. doi:https://doi.org/10.1167/tvst.10.9.35