教授挨拶 greetings
教授 門之園一明からのご挨拶
受けてよかったと言われる医療を目指して
眼は口ほどにものをいうと言います。目や視線が心の中を映し出す最多なものという意味です。
実際、目からの情報は五感の中でも最も多く際立っていますし、 眼球には視神経以外に、三叉神経、動眼神経、滑車神経、外転神経、顔面神経と、 脳神経の半分が集まっています。
昔から、眼球は人体の中でも重要で特殊な臓器でしたし、 近年の高齢化、IT化に伴う多くの眼科疾患は、生命と等しく、人々を不安に陥れます。
視覚再生外科学は、このような現代の視覚情報時代の眼疾患の治療の開発に主眼を置いてあたらしく生まれた臨床の教室です。
視機能を障害するさまざまな疾病に外科的治療を駆使して治療に取り組むことを主眼に置いています。
対象とする疾患は、加齢黄斑変性をはじめとする黄斑部疾患、そして網膜剥離、糖尿病網膜症など網膜疾患、緑内障、白内障、外傷などです。これまでの硝子体手術をさらに洗練させた低侵襲手術、再生医療学を用いた移植医療の応用を目指しています。
患者さんは、横浜を中心に神奈川県、さらに首都圏全域から広く来院され、手術治療を受けています。
診療の主体は、横浜市大医療センターにあり、教育研究の主体は、横浜市大医学部にあります。
横浜市大医療センター・視覚再生外科学は、これからも患者さんに、受けてよかったと少しでも喜んでもらえる医療を目指して行きます。
1988年 | 横浜市立大学医学部卒業 |
1999年 | 横浜市立大学医学部眼科講師 |
2007年 | 横浜市立大学附属市民総合医療センター眼科教授 |
2014年 | 横浜市立大学大学院医学研究科視覚再生外科学主任教授 |
2024年 | 横浜市立大学附属市民総合医療センター副病院長 横浜市立大学 学長補佐 |