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大久保医師の論文が国際学術誌に掲載されました
大久保優衣医師の論文が国際学術誌”RETINA”に掲載されました。
以下大久保医師のコメントです。
本研究では、硝子体手術時にIOL強膜内固定術を併施した症例について、液/空気置換(FGX)の術後屈折への影響を検討しました。予測誤差(術後屈折-予測屈折)は、FGX併施の有無にかかわらず近視化する傾向で、また両群間に有意差はみられずFGXの有無が術後屈折に影響しない結果となりました。IOL強膜内固定症例は嚢内に挿入する場合と比較しIOLの固定が良いことが影響していると考えられました。今後、前眼部OCT等を用いたIOL固定位置の定量化を検討できればと考えています。
日々の診療のなかご指導を賜りました門之園教授をはじめ、ご協力くださった医局の先生方に心より感謝申し上げます。
Tanaka, Yui, et al. “Impact of gas/air tamponade on refractive outcomes after flanged intrascleral intraocular lens fixation.” RETINA (2022): 10-1097.